もたの日記

ヤッホー


母親が自殺するとループする世界に巻き込まれた。母親が自殺したあと私が眠れば私も記憶を継いだままループする仕組みになっていた。


1回目は海外に居た。

構成は母親が離婚する前、すなわち実の父親と母親、私と妹の4人だった。

夏、カンカンに照らされたアスファルトを4人で歩いていた。たしかスーパーの帰り道だったように思う。

スーパーで沖縄に行っているはずの友達が一番くじみたいなのをやっているところに遭遇した。私はポンッとお金を貸していた。

その世界の親達はお金持ちだった。


なぜかループして2回目。

母親がどこで自殺したのかは覚えてない。けど、私がベランダから飛び降りたのは覚えている。2.3階だったから意識を失っただけのように思う。

 

冬、田舎の平屋に先程と同じ構成で住んでいた。外は雪が降っていた。

ループするとやはり多少世界にズレがあるようで、親戚の構成や名前が違い、ループを確信した。それは母親も同じだった。


この世界の父親は働いていなかった。横になってテレビを見ているだけだった。母親はそれに絶望していた。既に嫌いな旦那のために働くなんて無理だと思ったのだろうか。

たしか母親は「いまいいかなぁ...」とベルトを持ってきて私に言った。正直妹もいるし、見つかるとまずいのでやめときなよと言いたかった。でも、この世界はたしかにハズレだと思ったからとめられなかった。

母親が隣の部屋で首を吊った。

姿は見ていないけど、静かな部屋にギシギシと何かが軋む音が響いて、嫌になった。泣きそうになりながら耳を塞いだ。「早く眠れ早く眠れ」と。

 


目が覚めた。

今ここ、現実の世界だった。

本当に最悪な夢だった。


2回目のループのときに、友達のmちゃんにインスタで連絡したのを覚えてる。

内容は忘れたけど、「ループしてるんだよねって言ったら信じる?」と聞いたら、たしか「信じるよ」って返ってきた気がする。

安心した。この子だけはどの世界に行ってもきっとループを信じてくれるだろうと思った。

 


母親について相当キてると思う。

早く家を出なきゃ先に精神を壊すのは私の方かもしれない。

夢でも現実でもそうだ。私は何もしない、見てるだけ、眠るだけ。そのくせ頑張る母親の姿を見て可哀想、辛い、ごめんと思う。

この感情が愛から生まれているとするなら私はただ母親から向けられた愛情に怯え“逃げている”。逃げようとしている。


最低極まりない自慰行為だと思う。自分が良ければそれでいいなんて、自分の幸せな未来すら想像できていないんだから誰も幸せにできるはずがないんだ。


おはよう。お腹すいたな。